平成28年度の「柔整塾」が10月30日(日)県民福祉プラザで開催されました。
今回は(株)グローバー様のご協力で(株)ファロス専属講師で日本体育協会公認アスレチックトレーナーの橋場晋也先生を講師に迎えました。 橋場先生はリオデジャネイロ五輪に派遣されたトレーナーからも電話でご相談を受ける程で、様々なアスリートから信頼されているコンディショニングの専門家です。
講演ではまずテーピングで使用するテープの色に対して身体が不思議な反応をしているというお話から始まりました。 rブルー・ピンク・オレンジ・ブラック等のテープを患部に中枢から貼るか、末梢から貼るか、また関節には時計回りで巻くか、反時計回りで巻くか で身体のパフォーマンスに違いが出るということでした。実際に隣の受講者とテープを貼りながら体験してみると微妙な感覚ですが確かに違いがあるように感じました。 とかくアスリートというのはこのような細かな感覚の違いでパフォーマンスが良くなったり悪くなったりするのでテープの色、貼り方、巻き方にこだわっておられるとのことです。
次に身体の今現在のコンディションの診かた。そしてコンディションが悪い場合にどのように処置すれば良いのか、テープを利用する場合や手技を加える場合等、 いろいろな部位について実習をしながら教えていただきました。
従来の関節を固定する、筋肉にテンションをかける等、今までやってきたテーピングとはまったく違う考え方のものでとにかく新鮮で興味深いお話でした。
橋場先生には是非またお越しいただき日々進歩しているアスレチックトレーナーの理論と実践をご教授頂きたいと思います。
最後になりましたが開催に当たりお世話をいただいた(株)グローバー様、(株)ファロス取締役営業本部長笠永鉄雄様に心から感謝を申し上げます。
報告者 三潟謙